CPAP療法

睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、いびき、睡眠呼吸障害の原因は多様な為、重症度などを考慮して各個人に合った最適な治療法を選択します。
また重症度の診断にはPSG検査の結果得られる1時間あたりの無呼吸および低呼吸の回数(AHI)を指標として用います。

AHI(無呼吸低呼吸指数)指標
AHI値 重症度
5/hour未満 正常
5~15/hour未満 軽症
15~30/hour未満 重症
30/hour以上 治療不可欠
※ AHIが20/hour以上の場合、CPAP療法に保険適用可能となります。

持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)

鼻にマスクを装着し、一晩中空気を気道に送り、気道の閉塞無呼吸を防ぎます。
現在、睡眠時無呼吸症候群の治療で最も有効かつ安全で、副作用も少なく即効性があります。

毎月の治療費 約4,430円
※ 平日18:00以降、土曜、祝日は150円加算あり
※ 金額は3割負担の場合となります。
閉塞型無呼吸症候群
閉塞型無呼吸症候群
気道が閉塞し、無呼吸が発生しています。
CPAP療法
CPAP療法
一定陽圧の空気を送り込み、上気道を広げ上気道の開存を補助します。

マスク選定/マスク調整

マスク選定(フィッティング)

当院では鼻マスクを推奨しております。
1ヶ月間お試し可能です。
お気軽にCPAP療法士にご相談ください。

AirFit N20マスク
AirFit N20マスク
AirFit P10マスク
AirFit P10マスク
ドリームウィスプ ネーザルマスク
ドリームウィスプ ネーザルマスク
ブレヴィーダネーザルマスク
ブレヴィーダネーザルマスク
(参考)鼻を覆うマスク
(参考)鼻を覆うマスク

マスク調整(CPAPタイトレーション)

CPAPタイトレーションとは、SAS治療に使われるCPAP(持続陽圧呼吸)装置の圧力を調整し、患者さんにとって最適な圧力を決めるための検査です。
無呼吸や低呼吸が消失し、睡眠の質が最も改善する圧力を最適な圧力として決定します。

当院ではCPAP療法士が睡眠の質向上に向けて、定期検診およびヒアリングを行っております。
「最近、気持ちよく眠れなくなった」などお気軽にご相談ください。